駿河湾
| 作品名よみ | するがわん |
|---|---|
| 作品名(欧文) | The Suruga Bay |
| 作者 | 石川欽一郎 |
| 受入番号 | 1061 |
| 枝番号 | 0 |
| 分類番号 | W-024 |
| 員数 | 1 |
| 形状 | 額装 |
| 寸法(cm) | 53.0×64.5 |
| 材質 | 絹、水彩 |
| 材質英文 | Watercolor on silk |
| 制作年(西暦) | 1939頃 |
| 制作年(和暦) | 昭和14頃 |
| 記銘、年紀 | (右下)Ishikawa Kin. |
| 受入年度(西暦) | 1994 |
| 受入年度(和暦) | H6 |
| 受入方法 | 購入 |
| キーワード | 静岡、風景、富士山 |
| 解説 | 駿府遷住の旧幕臣の子として静岡に生まれた石川欽一郎。幼少期に東京へ移住した石川は、そのまま東京に育ち、明治美術会や巴会で画技を磨いた。加えて、陸軍参謀本部の通訳官として台湾に渡り、同地美術教育の礎を築いてもいる。 東アジアを股にかけて活躍した石川が再び静岡の地を踏むのは昭和十年のこと。既に還暦を過ぎていたこの老水彩画家は、英国風の水彩技法に「なれた破墨風の筆致」(『中央美術』)を融合した独自の画境を作り上げていた。 本作もその流れを汲む晩年の佳品で、昭和14年頃の作と伝わる。沼津内浦長浜から淡島越しに富士山を望む画題がたっぷりと瑞々しい筆致で描かれる。 『アマリリス』113号、2014年、p.1 |