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無題
作品名よみ | むだい |
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作品名(欧文) | Untitled |
作者 | ドナルド・ジャッド |
種別 | 彫刻 |
受入番号 | 1047 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | S-077 |
員数 | 1(10) |
形状 | 立体 |
寸法(cm) | 各15.2×68.5×61.0 |
材質 | 黒のアノダイズド・アルミニウム、ブロンズ色のプレキシグラス(10ユニット) |
材質英文 | Black anodized aluminum with bronze plexiglass (10units) |
制作年(西暦) | 1990 |
受入年度(西暦) | 1993 |
受入年度(和暦) | H5 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 現代、西洋 |
解説 | 1966年ニューヨークのレオ・キャステリ画廊で行われたジャッドの個展で、壁に対して縦一列に薄い箱状の同型の物体が規則的にとりつけられた。この形式はこのときの展覧会で初めて発表された「積み重ね(スタック)」と呼ばれるもので、ジャッドは65年からこの形式によって制作をしていた。以来、ジャッドは継続して同形式の作品を制作しており、その独自性からジャッドの代表的な形式として認められている。同形式といっても、素材、プレキシグラスの色、サイズ、箱の数などがそれぞれ異なっている。 本作は10個のユニットから構成されており、各ユニットの前面と左右面に黒いアルミニウムが、上下面にブロンズ色のプレキシグラスが用いられている。すべてのユニットが水平、垂直を保ち、各ユニットの間はユニットの高さと同じだけの空間をもって並べられる。これらは何か意味を表出するものではなく、建築の構造のように機能をももたない。既存の壁に密着して付けられた複数の物体は、極限まで純化された形式をもって知的で持続的な体験を誘発するものなのである。 1996年『静岡県立美術館コレクション選』、p. 152 |