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病める男
| 作品名(欧文) | A Patient at Hospital |
|---|---|
| 作者 | メダルド・ロッソ |
| 種別 | 彫刻 |
| 受入番号 | 1044 |
| 枝番号 | 0 |
| 分類番号 | S-073 |
| 員数 | 1 |
| 形状 | 立体 |
| 寸法(cm) | 21.0×18.0×25.5 |
| 材質 | ブロンズ、石膏 |
| 材質英文 | Bronze, plaster |
| 制作年(西暦) | 1889 |
| 記銘、年紀 | (左側面下)M.Rosso |
| 受入年度(西暦) | 1993 |
| 受入年度(和暦) | H5 |
| 受入方法 | 購入 |
| キーワード | 彫刻、西洋 |
| 解説 | イタリアのトリノに生まれたロッソは、人や物を独立した存在としては見ず、まわりの空気や光などの環境と共に捉えようとした彫刻家です。絵画的な表現や細かい部分の省略を大胆に取り入れ、彫刻の印象派ともいうべきユニークな作品で知られています。ロダンのバルザックは自分のアイデアを盗んだものだと裁判を起こしたことも有名です。 日常生活からモティーフを取ることが多く、この作品もパリで入院したときに作られたものです。素早い手のタッチを残し、光に溶け込むような表面の効果を持つロッソ特徴が良くあらわれていて、老人と肘掛け椅子と、それらをのせた土台が一体となり、まわりの空気と融合しています。 ロッソの彫刻はつねに作者自身によって鋳造されました。この作品でもブロンズの表面に、鋳造の時に用いた石膏と煉瓦の粉が意図的に残されていて、最終的な仕上げの一歩手前でとどまったことが独特な効果を生み出しています。 (当館旧ウェブサイト 作品解説より) |