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裸のバルザック
作品名(欧文) | Balzac, Second Study for Nude F / Balzac, deuxième étude pour le Nu F |
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作者 | オーギュスト・ロダン |
種別 | 彫刻 |
受入番号 | 1038 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | S-065 |
員数 | 1 |
形状 | 立体 |
寸法(cm) | 94.0×38.5×36.0 |
材質 | ブロンズ |
材質英文 | Bronze |
制作年(西暦) | 1896頃 |
記銘、年紀 | (台座上部)A.Rodin No Ⅱ/Ⅳ (台座後部)© By Musee Rodin 1987 / E.GODARD Fondʳ |
受入年度(西暦) | 1993 |
受入年度(和暦) | H5 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 彫刻、西洋 |
解説 | パリ文芸家協会の1891年当時の会長エミール・ゾラは、小説家バルザックの肖像を作るようロダンに依頼しました。彼は衣装を着た完成像を造る前に、いつものようにまず裸の像を作って、モデルの内なるものを見いだそうとしました。この《裸のバルザック》は完成するまでに、ロダンが試験的に作った30点余りの作品の1つです。くの字型に極端に反った体、そしてその突起点に男根を持つ太い手があります。ロダンはバルザックの作風にエロスと創造力の合体を見たのでしょう。バルザック像は「最も苦労した作品」とロダンが述べているように準備に手間取り、1年半で完成という約束の期限を5年もオーバーしていました。サロンに出品したとき「これは彫刻作品ではなく、牛肉の塊」だと非難されたこの作品は、ロダンの死後20数年たってようやくパリの街角ヴァヴァンに設置されたのでした。 (当館旧ウェブサイト 作品解説より) |