40のガラス版画 : 母親の気遣い

作品名(欧文)Forty Clichés-Glace : Maternal Precaution / Quarante clichés-glace : La Précaution maternelle
作者ジャン=フランソワ・ミレー
種別版画
受入番号1010
枝番号37
分類番号P-141
形状マット装
寸法(cm)30.2×24.2
材質紙、ガラス版画
材質英文Hand-drawn, light-printed on paper
制作年(西暦)1921出版
記銘、年紀(右下)J.F.Millet
受入年度(西暦)1993
受入年度(和暦)H5
受入方法購入
キーワード西洋
解説風景を描くことの多かったバルビゾン派の画家たちは、19世紀の半ば頃に発明されたばかりの写真術に興味を持っており、このガラス版画の技法も彼らを中心として用いられた。特にシャン=バティスト=カミーユ・コローはこの技法を愛し、66点もの作品を生み出した。《40のガラス版画》にはコローをはじめとして、この技法での制作を試みたシャルル=フランソワ・ドービニーやジャン=フランソワ・ミレー、ウージェーヌ・ドラクロワ、テオドール・ルソーの作品が含まれている。
1921年にパリのサゴ出版社のモーリス・ル・ガレはガラス版画のポートフォリオを出版するために、ガラスの原版から紙に焼き付けを行なった。それらの原板は画家たちの没後、フランス北西部の町アラスの写真家M.キュヴェリエのもとに残されていたものである。ポートフォリオは150部の限定出版であったが、当館所蔵のものには103番目のナンバーがつけられている。

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