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ボードレールの頭部
作品名(欧文) | Charles Baudelaire / Charles Baudelaire |
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作者 | オーギュスト・ロダン |
種別 | 彫刻 |
受入番号 | 997 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | S-067 |
員数 | 1 |
形状 | 立体 |
寸法(cm) | 25.5×20.5×22.5 |
材質 | ブロンズ |
材質英文 | Bronze |
制作年(西暦) | 1892頃 - 1898 |
記銘、年紀 | (後頭部左下)A.Rodin N1 (後頭部右下)・Alexis Rudier. ・Fondeur.Paris. |
受入年度(西暦) | 1993 |
受入年度(和暦) | H5 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 彫刻、西洋 |
解説 | ボードレールは19世紀のフランス人の詩人で、批評家でもあります。彼の有名な『悪の華』という詩は、ロダンがダンテの『神曲』を近代人の視点から解釈する上でよりどころとなり、≪地獄の門≫制作にも影響を与えました。この詩人の記念碑を建設するための募金運動が始まり、その制作がロダンに依頼されました。ところが募金が十分集まらなかったことから、ロダンはこのように頭部のみを制作したのです。 当館のボードレールの頭部は、パリのロダン美術館が1950-81年に鋳造した12点のうち、最初の鋳造作と見なされています。保存状態が良く、パティナ※の美しさが優れています。額に盛り上がった突起は、作品に光が当たったとき、つるりとした平坦な感じを与えないように、ロダンが制作の最後に加えたファイナル・タッチだといわれています。 ※パティナ/落ち着いた色に仕上げるために、ブロンズ彫刻の表面に塗る薬品のこと。 (当館旧ウェブサイト 作品解説より) |