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永遠の休息の精

作品名(欧文)Spirit of Eternal Repose / Génie du repos éternel
作者オーギュスト・ロダン
種別彫刻
受入番号984
枝番号0
分類番号S-060
員数1
形状立体
寸法(cm)193×100×91
材質ブロンズ
材質英文Bronze
制作年(西暦)1899頃
記銘、年紀(台座上面前)A.Rodin NoⅢ/Ⅳ (台座背面)FC印 © By MUSEE Rodin 1990
受入年度(西暦)1992
受入年度(和暦)H4
受入方法購入
キーワード彫刻、西洋
解説表面を粗く仕上げた若者の体が右に傾いていて、一見すると不安定な感じを受けます。これはロダンが依頼を受けたピュヴィス・ド・シャヴァンヌという19世紀のフランスの画家の記念碑の一部として制作したものです。初めの計画は、休息の精の腰の高さの台にシャヴァンヌの頭の像を置き、それに立てかけた1本の木の果実を、休息の精が台にもたれてもぎとる姿でした。しかしこれは実現せず、独立した作品になりました。足を組み左足に体重のほとんどをかけて傾く、死という永遠の休息を約束する若者のかすかなほほえみ。不安定さがかえって魅力になっている作品といえましょう。胴体の亀裂は粘土がたまたまひび割れてしまったのですが、ロダンはこの効果をあえて残しています。

(当館旧ウェブサイト 作品解説より)

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