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考える人
作品名(欧文) | The Thinker, large version / Le Penseur, grand modèle |
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作者 | オーギュスト・ロダン |
種別 | 彫刻 |
受入番号 | 932 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | S-040 |
員数 | 1 |
形状 | 立体 |
寸法(cm) | 183×110×140 |
材質 | ブロンズ |
材質英文 | Bronze |
制作年(西暦) | 1880(拡大1902 - 04) |
記銘、年紀 | (台座右側面右下)A.Rodin (台座背面下)Georges Rudier. Fondeur. Paris |
受入年度(西暦) | 1991 |
受入年度(和暦) | H3 |
受入方法 | 齊藤了英氏寄贈 |
備考 | サイズ訂正(幅と奥行きが逆だったのを訂正) |
キーワード | 彫刻、西洋 |
解説 | ロダンの彫刻の中で、最もなじみ深い作品がこの《考える人》でしょう。詩人のダンテを表現したものとも言われています。台座に座って物思いにふけいってるものの、ポーズは不自然に見えます。右肘を左足の上にのせることにより、右肩や背中の筋肉がより盛り上がります。「考える」という静止したポーズでありながら、作品に動きができてきます。ここにロダンの偉大さがあります。 《地獄の門》のティンパヌムから、地獄界で生前の罪を罰せられる人々を眺めおろし、人間の運命を思索している63cmの《考える人》は、後に独立した38cmの像や、183cmの拡大した像としても作られました。当館の作品は世界に21あるその拡大像の一つで屋外に展示されたことがないため保存状態が良いことが特徴です。ロダン自身もこの像に特別な思いがあったようで、亡くなった後、彼の墓の前に置くように望んだと言うことです。 荻原守衛が彫刻を志すことになったのも、パリのサロンで《考える人》を見たことがきっかけでした。 (当館旧ウェブサイト 作品解説より) |