19世紀へのオマージュ
| 作品名よみ | じゅうきゅうせいきへのおまーじゅ |
|---|---|
| 作品名(欧文) | Hommage to the 19th Century |
| 作者 | 服部冬樹 |
| 種別 | 写真 |
| 受入番号 | 930 |
| 枝番号 | 0 |
| 分類番号 | Ph-019 |
| 員数 | 1 |
| 寸法(cm) | 38.0×54.5 |
| 材質 | CBプリント、カラーレーション |
| 材質英文 | CB print, coloration |
| 制作年(西暦) | 1987 |
| 制作年(和暦) | 昭和62 |
| 発表展 | 「静物 ことばなき物たちの祭典」静岡県立美術館 |
| 開催年 | 1990 |
| 受入年度(西暦) | 1990 |
| 受入年度(和暦) | H2 |
| 受入方法 | 作者寄贈 |
| キーワード | 現代 |
| 解説 | 服部にとって写真とは単なる技術的所与ではなく、150年間に渡る人間と物質の相克の歴史であり、銀粒子の中にイメージの出現を求めて積み重ねられてきた無数の錬金術的実験の総体である。この厚ぼったさの中で服部は自分のヴィジョンを組み立てようとする。彼のヌード写真が常に静物的で懐古的なムードに覆われているのも、写真をこうした時間の厚みの中で捉らえ、死物となったイメージの錬金術を蘇らせようとするからである。本作は、複数の調色を重ね、発掘された化石の古い科学写真のような、初源的なヴィジョンとテクスチュアを示している。近代写真の語彙が振り払われ、その奥底に失われた世紀の静物が見える。 1990年『静物 ことばなき物たちの祭典』、p. 256 |