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バルザックの巨大な頭部

作品名(欧文)Balzac, Monumental Head / Balzac, tête monumentale
作者オーギュスト・ロダン
種別彫刻
受入番号922
枝番号0
分類番号S-038
員数1
形状立体
寸法(cm)53.3×47.7×39.3
材質ブロンズ
材質英文Bronze
制作年(西暦)1897
記銘、年紀(右側面)A.Rodin Ⅰ/Ⅰ (右側面下)© By MUSEE Rodin 1982 (後部下)Georges Rudier. / Fondeur. Paris.
受入年度(西暦)1990
受入年度(和暦)H2
受入方法購入
キーワード彫刻、西洋
解説フランスの有名な小説家バルザックは「谷間の百合」や「ゴリオ爺さん」の作家として知られていますが、激しい波乱の生涯を送ったことでも知られています。22歳の時、倍も年上の人妻と恋に陥ったり、ポーランドの大貴族婦人と熱烈な恋愛をしたこともあります。そして数々の事業に手を出しては失敗を繰り返しました。
このように並外れた個性を持つバルザックを、彫刻家ロダンはここに表現しました。乱れた髪、額のしわ、そして深くくぼんだ目は、指が目の中にすっぽり入るほど穴があいています。このような技法は19世紀の彫刻では考えられませんでした。正面からだけではなく、横からも後ろからもバルザックの奔放な性格や、あふれでる生命力を読み取ることができます。
ロダンは文豪のために7年間もかけて制作に取り組みました。この作品のすぐ横に展示してある9番の≪裸のバルザック≫とあわせてご鑑賞ください。

(当館旧ウェブサイト 作品解説より)

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