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悲しみの聖母

作品名(欧文)Mater Dolorosa / Mater Dolorosa
作者ジャン=バティスト・カルポー
種別彫刻
受入番号888
枝番号0
分類番号S-031
員数1
形状立体
寸法(cm)73.0×60.0×36.5
材質テラコッタ
材質英文Terracotta
制作年(西暦)1869 - 1870
記銘、年紀(台座右側面)JBte Carpeaux/鷲の丸印(PROPRIETE CARPEAUX)
受入年度(西暦)1989
受入年度(和暦)H1
受入方法購入
キーワード彫刻、西洋
解説最愛の息子キリストが十字架にかけられたことを悲しむ聖母マリアの胸像です。激しく頭部をよじらせ、十字架の上のキリストを見据える目からは、大粒の涙が流れようとしています。
その深い嘆きは、表情からだけではなく、ヴェールの襞の激しい凹凸からも感じ取れますが、これは作者が尊敬するミケランジェロの≪ブルータス≫像に影響を受けた表現であるといわれています。仕上げ一歩手前でとどまったような肉付けも効果的です。緊張感みなぎる造型と、生命力あふれる写実的な表現にすぐれたカルポーの作風は、近代彫刻に大きな影響を与え、ロダンにも受け継がれています。
この作品は48歳という若さで亡くなったカルポーの、最も完成された時期の作品で、材質は型どりした粘土を焼いたテラコッタです。

(当館旧ウェブサイト 作品解説より)

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