山市晴嵐

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瀟湘八景

作品名よみしょうしょうはっけい
作品名(欧文)Eight Views of Xiao and Xiang
作者狩野探幽
種別日本画
受入番号883
枝番号0
分類番号J-236
員数8幅対
形状掛幅装
寸法(cm)各28.4×70.0
材質絹本墨画淡彩
材質英文Ink with slight color on silk, set of eight hanging scrolls
制作年(西暦)1662 - 1674
制作年(和暦)寛文2 - 延宝2
記銘、年紀(遠浦帰帆・瀟湘夜雨・漁村夕照・煙寺晩鐘)白文瓢印『生明』 (平沙落雁)「狩野法印作」 無廓朱文印『龍馬』 (洞庭秋月)「探幽法印図之」 朱文円印『虎』 (江天暮雪)「狩野法印筆」 朱文方印『探幽』 (山市晴嵐)「探幽法印書」 朱文瓢印『守信』
受入年度(西暦)1989
受入年度(和暦)H1
受入方法購入
キーワード狩野派、風景
解説晩年期にあたる探幽行年書き時代の作。伝統画題である瀟湘八景(中国洞庭湖周辺の風光を描く画題)を各幅に描き分けている。洗練された筆墨によって絹地8幅に描かれた本格的な作品であり、山形・鶴岡藩主の酒井家に伝来した。「山市晴嵐」や「洞庭秋月」は、探幽の独創による構図と目される。使用印を各幅変え、「探幽法印書」「探幽法印筆」「探幽法印図之」「探幽法印作」と、落款の書式を変化させている点も興味深い。

1999年『狩野派の世界 ―静岡県立美術館蔵品図録―』、p. 29

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