静岡県立美術館 デジタルアーカイブ
| 作品名よみ | にちれんしょうにんなみだいもくのず |
|---|---|
| 作品名（欧文） | Namidaimoku, from Biography of Priest Nichiren |
| 作者 | 菊池容斎 |
| 種別 | 日本画 |
| 受入番号 | 855 |
| 枝番号 | 36 |
| 分類番号 | J-181 |
| 員数 | 1幅 |
| 形状 | 掛幅装 |
| 寸法（cm） | 108.1×45.8 |
| 材質 | 絹本淡彩 |
| 材質英文 | Slight color on silk, hanging scroll |
| 制作年（西暦） | 19世紀後半 |
| 制作年（和暦） | 江戸時代後期 - 明治時代前期 |
| 記銘、年紀 | （右下）「容斎」 白文方印『菊池武保』 |
| 受入年度（西暦） | 1987 |
| 受入年度（和暦） | S62 |
| 受入方法 | 山下一郎氏寄贈 |
| キーワード | 風景 |
| 作者名よみ | きくちようさい |
|---|---|
| 作者名欧文 | KIKUCHI Yosai |
| 生没年 | 1788 - 1878(天明8 - 明治11) |
| 略歴・解説 | 江戸時代後期から明治期に活動した日本画家。 江戸に幕府の御徒の子として生まれる。名は武保。通称量平。 15歳から24年間、西丸御徒として士官した。18歳のとき狩野派の高田円乗に絵を学んだ後、諸派を学ぶ。38歳のとき御徒を退き、以後は画業に専念、歴史人物画を得意とした。 国学に明るく、謹王の志が篤かった彼は、また有職故実の研究でも知られ、諸書から史実を調べ、服飾や調度を考証し、京畿を漫遊して古刹を訪ね、名家の図書や古器を写生して歩くなど努力を重ねた。その成果は、上古から中世にいたる、500人以上の賢君、忠臣を集め、図と略伝を付した『前賢故実』（明治元（1868）年刊行）として結実した。有職故実への知識は絵画制作にも生かされ、歴史を題材にした絵画に新生面を開いた。 明治8（1875）年には明治天皇より「日本画士」の称号を受け、明治10（1877）年第一回内国勧業博覧会に≪前賢故実ノ図≫を出品し、名誉龍門賞を受賞するなど、明治前期の画壇で歴史画の重鎮として重要な位置を占めた。 門人に松本楓湖、渡辺省亭がいる。 （当館旧ウェブサイト作品解説に加筆修正） |
