Coe-Arezzo71
作品名よみ | こえあれっつぉ せったんとぅーの |
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作品名(欧文) | Coe-Arezzo71 |
作者 | 中里斉 |
種別 | 油彩画 |
受入番号 | 849 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | O-090 |
員数 | 1(2) |
寸法(cm) | 214.0×346.0 |
材質 | キャンヴァス、アクリル |
材質英文 | Acrylic on canvas |
制作年(西暦) | 1985 |
制作年(和暦) | 昭和60 |
受入年度(西暦) | 1987 |
受入年度(和暦) | S62 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 現代 |
解説 | 黄色の細い線で区割りをされたキャンヴァスが、横に2枚組み合わされる。オレンジの塗りは黄色の境界線をかいくぐって、黄色に塗られた区画を少し浸蝕する。黒の塗りは、黄色の細い線に触れないように少し控えて区画内に収まっているが、右のカンヴァス上部では、黄色の区画と直に接している。異なる色の接する領域は、ごく慎重に扱われている。一つのキャンヴァスにつき縦横5等分が画面分割の基準になり、水平が支配的なその静かな比は和室の平面図の畳の区画を連想させる。 カラー・フィールド・ペインティングの潮流の中で、色のついた区画の線は中里独自のものといってよいだろう。 軽快に分割された画面に、ラテン系の言葉でタイトルが付けられ、全体として音楽のリズムのようなものが生まれている。タイトルには制作過程で出会った単語が使われるということだが、Coeとはスペイン(?)のある地名で、日本語の「声」に似た響きがあり、作者をひきつけた。さらに、作者がイタリアのルート71(71号線)をドライヴした際のArezzo(アレッツォ)の印象が加わっている。 1996年『静岡県立美術館コレクション選』、p. 143 |