白い花
作品名よみ | しろいはな |
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作品名(欧文) | White Flower |
作者 | 川口軌外 |
種別 | 油彩画 |
受入番号 | 842 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | O-086 |
員数 | 1 |
形状 | 額装 |
寸法(cm) | 91.0×73.0 |
材質 | キャンヴァス、油彩 |
材質英文 | Oil on canvas |
制作年(西暦) | 1932 |
制作年(和暦) | 昭和7 |
記銘、年紀 | (右下)Kawaguchi/1932 |
受入年度(西暦) | 1987 |
受入年度(和暦) | S62 |
受入方法 | 購入 |
解説 | 対象のフォルムを抽象的に構成し、キュビスム以降の絵画を意図した実験的色合いの強い作品。ただし同時期の作品の多くに、古典絵画の翻案や折衷主義が目立つのに対して、後に作者の持ち味として知られるロマンティックな叙情性がより純粋な形でこの作品には現れている。出品票にある題名及び印刷の数字により、1932(昭和7)年の第2回独立展に出品され、伊原宇三郎が『みずゑ』の展評中で「何処からか殉情的なものが伝はつて来るのが気になる」と評した作品と推定される。同展には代表作《スブニール》、《花》、《地維》等が出品されており、本作や《陽炎》等を併せ見るならば、作者が静物画において試みていた多様なスタイルの同時進行的な研究の姿が窺われよう。 1996年『静岡県立美術館コレクション選』、p. 113 |