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たむろするクーリー
| 作品名よみ | たむろするくーりー |
|---|---|
| 作品名(欧文) | Collies |
| 作者 | 秋野不矩 |
| 種別 | 日本画 |
| 受入番号 | 772 |
| 枝番号 | 0 |
| 分類番号 | J-139 |
| 員数 | 1面 |
| 形状 | 額装 |
| 寸法(cm) | 94.5×294.0 |
| 材質 | 紙本金地着色 |
| 材質英文 | Color on gold-leafed paper, framed |
| 制作年(西暦) | 1984 |
| 制作年(和暦) | 昭和59 |
| 発表展 | 第11回創画展 |
| 開催年 | 1984 |
| 受入年度(西暦) | 1985 |
| 受入年度(和暦) | S60 |
| 受入方法 | 作者寄贈 |
| キーワード | 静岡 |
| 解説 | インドを汽車旅行中に駅のホームで目にした、クーリー(乗客の荷物をかついで運ぶ人)たちの姿を描く。思い思いの格好で地面に座り、たむろして客を待つクーリーたちの姿は、直線を多用して描かれ、みな痩せていながら力強さを感じさせる。背景を埋める金色は、微妙な色味の変化を付けることで深みをもち、クーリーのまとう衣の鮮やかな朱色や肌の濃い褐色との間に強烈な響き合いを見せる。それはそのまま、インドの過酷な自然とそこに暮らす人々のしたたかな生命力を表現しているかのようだ。「…彼らは精悍で停車時間いっぱい、一人でも多くの客をとるために必死である。実にいきいきとして、その姿には生活感がにじみ出ている。私は彼らが好きだ。」(「秋野不矩展」図録 平成5年 静岡県立美術館) 彼らを見つめる画家の視点の近さに、たくましく生きる彼らへの共感が感じられる。第11回創画展出品作。 2002年『静岡ゆかりの画家たち』、p. 81 |