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四つの旋回する斜線 菱形Ⅱ

作品名よみよっつのせんかいするしゃせん ひしがたⅡ
作品名(欧文)Four Lines Oblique Gyratory, RhombusⅡ
作者ジョージ・リッキー
種別彫刻
受入番号759
枝番号0
分類番号S-009
員数1
形状立体
寸法(cm)H. 686.0(サイズ可変)
材質ステンレス
材質英文Stainless steel
制作年(西暦)1984 - 1985
記銘、年紀(柱裏面刻) G. Rickey 2/3
受入年度(西暦)1985
受入年度(和暦)S60
受入方法購入
キーワード西洋
解説接合部に仕込まれたボールベアリングとシーソーの原理、そして風力によって、四本の棒が大空をバックに多様な旋回を続ける。そのさまは、大空にコンパスが自由なデッサンを描き続けるようであり、テクノロジーの機械的原理と自然に寄せる詩情との総合に努める、作者の典型的な作例になっている。作者は「私の彫刻が、時に植物や雲や海のように思われるとすれば、それはいずれもが同じ運動法則に、同じ機械的な原理に従っているからだ」(1964年)と言い、また「私の芸術は自然と幾何学で、日本人と同じだ」(1979年)とも語っている。本作は特に当館の設置状況に留意して提供されたもので、制作番号は2/3。先立つ作は、彼の住むイースト・チャッサムの所蔵家の庭に置かれている。直立形式の作が水中に設置されているのは、たぶん当館が唯一のケースであろう。

1996年『静岡県立美術館コレクション選』、p. 168

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