右隻
/2
山水図屏風(林和靖・楓橋夜泊)
作品名よみ | さんすいずびょうぶ(りんなせい・ふうきょうやはく) |
---|---|
作品名(欧文) | Landscapes (Lin Bu / Maple Bridge Night Mooring) |
作者 | 池田桂仙 |
種別 | 日本画 |
受入番号 | 1821 |
分類番号 | J-365 |
員数 | 6曲1双 |
形状 | 屏風装 |
寸法(cm) | 各150.3×344.1 |
材質 | 紙本墨画淡彩 |
材質英文 | Ink with slight color on paper, a pair of six-fold screens |
制作年(西暦) | 1910 |
制作年(和暦) | 明治43 |
記銘、年紀 | (右隻右上)「庚戌之初夏寫 桂仙逸士昌」 白文方印『田昌公美』 朱文方印『桂僊』(左隻左下)「桂仙逸士作 時客濱松」 白文方印『田昌公美』 朱文方印「桂僊」 |
受入年度(西暦) | 2023 |
受入年度(和暦) | R5 |
受入方法 | 寄贈 |
解説 | 六曲一双の大画面に、余白を大きく取りつつ、中国の古詩にちなんだ山水を描く。右隻には北宋の詩人・林和靖ゆかりの杭州・西湖の風景が展開する。岸辺を梅が飾り、湖面には堤が浮かぶ。右奥の家屋には、林和靖らしき人物も見える。自賛は、宋末元初の画家・銭選作とされる、和靖について詠んだ七言絶句。左隻には中唐の詩人・張継による名詩「楓橋夜泊」に詠まれた蘇州郊外の情景が描かれる。画中には、本詩に登場する、寺院、停泊する舟、漁火等が描かれている。 本作は、浜松発祥である谷島屋書店の創業家に長く伝わった。款記や新聞記事により、明治43年4月、桂仙が浜松を訪れ、銀行家・平野又十郎宅に滞在したことが契機となり、本作が制作されたと推測される。 |