メリ街道、ラ・フェルテ=ス=ジュアール付近
作品名(欧文) | Méry Road, near La Ferté-sous-Jouarre / Le Chemin de Méry près la Ferté-sous-Jouarre |
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作者 | ジャン=バティスト=カミーユ・コロー |
種別 | 油彩画 |
受入番号 | 752 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | O-070 |
員数 | 1 |
形状 | 額装 |
寸法(cm) | 40.5×54.0 |
材質 | 板、油彩 |
材質英文 | Oil on panel |
制作年(西暦) | 1862 |
記銘、年紀 | (左下)COROT |
発表展 | Salon, no. 461 (Etude à Méry, près La Ferté-sous-Jouarre) |
開催年 | 1863 |
受入年度(西暦) | 1985 |
受入年度(和暦) | S60 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 風景、西洋 |
解説 | メリはパリの東方60キロほどのところにあるセーヌ・エ・マルヌ県の小村である。コローは1862年以来、何度かここで制作している。本作が発表された1863年は、厳しすぎるサロン審査への抗議が強まり、これに対応して落選者展が開催された年にあたる。コローはこのときの厳しい審査にも関わらず、本作と合わせ、サロンに2点出品している。それでも小品であることから、審査員からは習作とみなされ、必ずしもよい評価を受けなかった。しかし一般の美術愛好家には好まれ、購入の申し出が重なったため、コローは本作と同構図の作品をもう1点制作している。 街道沿いの家や樹木、道を歩く人物に見られる秩序立って落ち着いた構成は、コローの初期風景画の特徴である。一方、風に揺れる銀灰色の落群は、詩情豊かな風景画として人気を博することになる後期の風景表現を窺わせる。光や大気のうつろいを巧みに捉え、農村の日常生活を描いた本作のような風景画は、バルビゾン派からさらに印象派の画家たちに継承されていく。 1996年『静岡県立美術館コレクション選』、p. 25 |