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婉膩水韻
| 作品名よみ | えんじすいいん |
|---|---|
| 作品名（欧文） | Swimming Beauty |
| 作者 | 中村岳陵 |
| 種別 | 日本画 |
| 受入番号 | 722 |
| 枝番号 | 0 |
| 分類番号 | J-127 |
| 員数 | 6曲1隻 |
| 形状 | 屏風装 |
| 寸法（cm） | 153.0×368.1 |
| 材質 | 紙本着色 |
| 材質英文 | Color on paper, six-fold screen |
| 制作年（西暦） | 1931 |
| 制作年（和暦） | 昭和6 |
| 記銘、年紀 | （右下）朱文長方印『岳陵』 |
| 発表展 | 第18回院展 |
| 開催年 | 1931 |
| 受入年度（西暦） | 1984 |
| 受入年度（和暦） | S59 |
| 受入方法 | 購入 |
| キーワード | 静岡 |
| 解説 | 清流の中を泳ぐ黒髪の若い女性、まっすぐに腕を伸ばし進んでいく姿には、溌剌とした美しさにあふれている。岳陵はこれ以前にも、楊貴妃を描いた《貴妃賜浴》（昭和2年）などで裸婦像に取り組んでいるが、本作では、何らかの物語的・肖像的背景なしに裸体の女性像を描いている点で、岳陵の新たな試みが見られる。リズミカルな水の韻きを伝える波紋の描写は、輪郭の片側をぼかして量感を感じさせるが、その存在感が作品に現実的な雰囲気をもたせる。流れていく凌宵花や岸辺の衣などの色彩的なアクセントも効いている。 第18回院展出品作。 2002年『静岡ゆかりの画家たち』、p. 75 に加筆修正 |