橋場の夕暮

作品名よみはしばのゆうぐれ
作品名(欧文)Twilight View of Hashiba
作者小林清親
種別版画
受入番号705
枝番号0
分類番号P-060
員数1枚
形状大判錦絵
寸法(cm)23.8×35.0
材質紙、木版、色摺
材質英文Colored woodblock print on paper
制作年(西暦)1880
制作年(和暦)明治13
記銘、年紀(右下)「小林清親筆」
受入年度(西暦)1984
受入年度(和暦)S59
受入方法購入
キーワード静岡、風景
解説《東京名所図》と総称されるこのシリーズは、明治9年から順次発表された。はじめの2作は、従来の浮世絵に近いものがあったが、以降の作品からは、西洋の遠近表現や明暗の対比を取り入れ、水彩画・石版画・銅版画からの影響も加えた、光を意識した新鮮な画面となった。新しい洋風の手法で東京の名所を描いた一連の作品は「光線画」と呼ばれ、明治初期の西洋文明移入期にあって人気を博した。また、文明開化の中の東京を抒情豊かに描いた作品が多く、永井荷風、木下杢太郎をはじめ多くの人々に郷愁をもって迎えられた。明治12年からは、版元をそれまでの松木平吉から福田熊次郎にかえて、14年まで刊行が続けられた。

1991年『MUSEUM SELECTION 静岡県立美術館コレクション選110選』、p. 75

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