グレコ、エミリオ

作者名(英語)GRECO, Emilio
生年1913
出身シチリア島カターニャ(イタリア)
没年1995
没地ローマ(イタリア)

略歴・解説

イタリアの彫刻家、画家。シチリア島のカターニャに生まれる。石工の徒弟として古代彫刻の修復や墓碑の制作に従事した。彫刻家を志し、1940 年からパレルモの美術学校で学ぶ。1943年から作品の発表を始めるが、本格的な制作活動は第二次世界大戦が終了してからのことである。1946年、ローマのガレリア・デラ・コメータで最初の個展を開催、成功をおさめた。1968年にローマ美術学校の教授に就任。1961年と1971 年には、日本でも個展が開催され、名前が知られるようになった。1991年、イタリア中部ウンブリア州のオルヴィエートにエミリオ・グレコ美術館が、1994年にも出身地のシチリア島のカターニャにエミリオ・グレコ美術館が開館した。ブロンズや大理石を用いた肖像や流麗な女性の裸体像を得意とし、オルヴィエート大聖堂正面扉浮彫(1964年)やサン・ピエトロ寺院ヨハネス23世のための記念碑(1965 ~67年)など、大型の作品も手がけている。ローマで没。

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