平山 郁夫

作者名(英語)HIRAYAMA Ikuo
生年1930
出身広島県
没年2009
没地東京都

略歴・解説

広島県豊田郡(現・尾道市)に生まれる。1945(昭和20)年、中学三年の時に広島市で被爆する。1947(昭和22)年、東京美術学校日本画科予科に入学し、卒業後も同大学(東京藝術大学に改名)に残り前田青邨に師事する。1953(昭和28)年第38回院展に初入選し、以後同展に出品を続ける。1959(昭和34)年第44 回院展に出品した《仏教伝来》を転機に、仏教を画題としたシリーズが始まる。東京藝術大学で教鞭をとる一方、中近東、中国、シルクロードなどを精力的に取材旅行し、その成果を作品に発表する。1989(昭和64)年以降、東京藝術大学学長を歴任し、1996(平成8)年日本美術院理事長に就任する。1993(平成5)年文化功労者となり、1998(平成10)年には文化勲章を受章する。仏教やシルクロードを題材に風景を描き、平明で幻想性を帯びた画風を確立した。また、ユネスコ親善大使を務めるなど、国際文化交流、文化財保存活動に貢献した。東京都で没。

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