ドニ、モーリス

作者名(英語)DENIS, Maurice
生年1870
出身フランヴィル(フランス)
没年1943
没地パリ(フランス)

略歴・解説

ノルマンディー地方のグランヴィルに生まれる。リセ・コンドルセで、後にナビ派を結成することになるエドゥアール・ヴュイヤール、ポール・セリュジエ、ケル=グザヴィエ・ルーセルらと知り合った。エコール・デ・ボザールとアカデミー・ジュリアンで学ぶ。1888年、ヴィヤール、セリュジエ、ルーセル、ピエール・ボナール、フェリックス・ヴァロットン、ポール・ランソンらとナビ派を結成。フラ・アンジェリコの影響を受け、宗教画をしばしば手がけたことから、「美しいイコンのナビ」とよばれた。グループ内の理論派で、1890年に美術批評誌『新伝統主義の定義』を創刊し、その理論は1912年と1921年にふたつの批評誌に発表された。その中の「絵画とは軍馬や裸婦、あるいは何かの逸話である前にある一定の法則の上に成り立つ色彩に覆われた平面である」という言葉は、キュビスム、フォーヴィスム、抽象絵画等、20世紀の絵画運動の基盤となったといわれている。

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