ルオー、ジョルジュ

作者名(英語)ROUAULT, George
生年1871
出身パリ(フランス)
没年1958
没地パリ(フランス)

略歴・解説

パリに家具職人を父に生まれ、1885年にステンドグラス職人に弟子入りする。後年のルオーの太くて黒い輪郭線にはステンドグラスの影響が見られる。1890年に国立美術学校に入学、ギュスターヴ・モローに師事する。1903年にギュスターヴ・モロー美術館が開館し、モローの遺言により館長に就任。マティス、マルケと共にサロン・ドートンヌを創設。キリストや裁判官、娼婦、道化師、曲芸師、労働者など、苦難を帯びた人々、社会の底辺で喘ぐ人々を描いた。1908年に画家アンリ・ル・シダネルの妹マルトと結婚し、一男三女をもうける。1917年画商ヴォラールと専属契約を結び、ルオー発案による《ミセレーレ》、《悪の華》などの版画集を制作。未完成作品に関しての所有権をめぐり画商と訴訟となり、勝訴後315点を焼却する。1953年に東京と大阪で回顧展が開催され、ローマ法皇よりグレゴリオ大勲章受章。1958年パリで没、サン・ジェルマン・デ・プレ教会で国葬される。

この作者名の資料一覧[全14件]

PageTop