藤田 嗣治(レオナール・フジタ)

作者名(英語)FUJITA Tsuguharu (FOUJITA, Reonard)
生年1886
出身東京都
没年1968
没地チュリヒ(スイス)

略歴・解説

東京市牛込区(現・東京都新宿区)に生まれる。1905(明治38)年、東京美術学校西洋画科に入学して黒田清輝らに師事し、卒業後は白馬会などに出品する。1913(大正2)年、渡仏してモンパルナスにアトリエを構え、モディリアーニ、ピカソらと交友する。乳白色の下地に繊細な線で描く独自の作風は高い評価を得て、1919(大正8)年サロン・ドートンヌに入選し会員に推挙され、エコール・ド・パリの著名画家の一人となる。国内では1934(昭和9)年二科会会員、1941(昭和16)年帝国芸術院会員となり、第二次大戦中は戦争記録画を描く。1955(昭和30)年にはフランスに帰化し、1959(昭和34)年にカトリックの洗礼を受けレオナール・フジタと改名する。晩年はランスのノートルダム・ド・ラ・ペ礼拝堂の設計と壁画制作に専心する。1957(昭和32)年レジオン・ドヌール勲章を受章し、1959(昭和34)年ベルギー王立アカデミー会員となる。スイスのチューリヒで没。

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