自画像

作者東郷 青児 1897 1978
ArtistTOGO Seiji
TitleSelf-portrait
制作年 Date1914
寸法 Size32.8×23.6
技法油彩・板
Techniqueoil on panel
書込 Inscriptions右下に署名:青
小分類日本(東郷青児)
所蔵SOMPO美術館所蔵
収蔵No.MO0001
展覧会歴通常展示(東郷青児美術館, 新宿, 1976-1978, 一部の展示替え有り)、開館一周年記念展覧会(東郷青児美術館, 新宿, 1977)、常設展 昭和53年度 第1回(東郷青児美術館, 新宿, 1978) ※存命中の主な展覧会のみ
今月の一品 解説東郷が17才で描いた最初期の油絵です。大胆な色彩とデフォルメには、日本に紹介され始めたばかりのドイツ表現主義やキュビスムの影響が見てとれます。この年には、第一次世界大戦が始まり、日本もドイツに宣戦布告をしました。東郷はといえば、新聞に小説やコマ絵を投稿し、秋には伊豆大島に逗留し、先輩芸術家や知識人と交友関係を広げていました。この大きく印象的な瞳は、広い世界を貪欲に見ようという気概の表れにも思えます。「これは17才の頃、上諏訪の知合いの家で描いた自画像である。下駄の裏に2ツ割りの竹をつけて諏訪湖の氷を滑り廻った少年の思い出がある」(東郷青児『東郷青児美術館開館一周年記念 東郷青児作品集』1977年)

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