戦国時代末期の道と石垣の遺構
静岡市所蔵
/3
戦国時代末期の道と石垣
年月日 | 1580年代 |
---|---|
内容 | 静岡市所蔵 |
資料状態 | 遺構 |
公開解説 | 発掘調査で見つかった、東西に伸びる道とその両脇の石垣です。家康が駿府城を築き、町の姿が変化していた時代の遺構と考えられます。静岡市の中心市街地のルーツである駿府城下町の初期の姿を物語る貴重なものです。遺構を保存しながらご覧いただくため、全国的にも事例の少ない博物館内での露出展示を行っています。 道幅は2.7m、長さは33mあり、当時はもっと長い道だったと考えられます。石垣は自然の石を使った野面積み(のづらづみ)という積み方で築かれています。これは駿府城跡で見つかった同じ時期の天守台の石垣と同じ積み方です。道に出入口がなく33m以上も続いているため、この両側には広い武家屋敷があり、城を守る武士が住んでいたと推定されます。 |