ナルシス=ヴィルジル・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ

ArtistDIAZ DE LA PEÑA, Narcisse-Virgle
Birth1807
Died1876

略歴

ボルドーに生まれる。両親はスペインからフランスへ政治亡命した移民であった。10歳のとき孤児となり、ムードンの牧師のもとで育てられる。陶磁器の絵付け職人としてそのキャリアをスタート。のちに画家を志し、1831年にサロンにて初入選。以後59年に至るまで出品し続け、一度も落選することはなかった。ドラクロワに私淑し、東方の風俗画やボヘミアンの生活を描き出している。他方、コレッジョ風の輪郭線をぼかした手法でニンフなどを描き、華やかな装飾画の分野でも名声を獲得した。1837年にテオドール・ルソーと出会って以来バルビゾン派の画家たちとともに風景画に専念。後世ルソーらとともに「バルビゾンの七星」に数えられることとなった。彼の効果的な厚塗りの技法は、モンティセリや印象派の画家たちに強い影響を与えている。1840年代にはサロンで数々のメダルを獲得。1851年にはレジオン・ドヌール勲章を受勲した。1855年のパリ万国博覧会では絶大な人気を得ている。マントンで没す。

この作家の作品一覧[全1件]

件ずつ表示

PageTop