ジャック=レイモン・ブラスカサ

ArtistBRASCASSAT, Jacques-Raymond
Birth1804
Died1867

略歴

ボルドーに生まれ、20歳のときパリに出て、王立美術学校で絵を学ぶ。1825年、ローマ賞のためのコンクールでは歴史的風景画部門で次点となるが、国王シャルル10世にイタリア行きを許可される。ローマで多くの風景画を描き、サロンにも出品した。バルビゾンに行った最初の画家の一人とされている。やがて動物画に専心し、この分野の作品によって彼の名声は確立した。精密な観察眼による正確な描写が特徴。二度のオランダ旅行によって、カイプ、ライスダール、ポッテルら17世紀オランダの巨匠たちから影響を受ける。1846年にはアカデミー会員に選ばれ、1855年のパリ万国博覧会にも出品し成功を収めた。晩年にはアトリエを開き、シャルル=フランソワ・ドービニーらが学んでいる。パリで没す。

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