貫名海屋

ArtistNUKINA Kaioku
生年安永7年
Birth1778
没年文久3年
Died1863

略歴

「幕末の三筆」に挙げられる書家であり、また儒学者、画家として知られる。阿波徳島藩士の家に生まれるも、17才で高野山に入山し書を学んだ。22才の時大阪に出て儒学を修め、儒学者として名を成す。絵画は幼少の頃から狩野派を学ぶが、やがて文人画に傾倒。長崎に遊学して日高鉄翁について本格的に学び、中国古画に影響を受けた温雅な山水画を得意とした。海屋の島根来遊は、当地の素封家に招かれ、天保13年(1842)と弘化2年(1845)の二度にわたる。弘化2年の折には、かつての弟子・横山雲南(黄仲祥)が揮毫の斡旋に奔走した。海屋による詩書画の指導は、当地における文人趣味の書画愛好熱の振興に大きく寄与した。
読み方:日高鉄翁=ひだかてつおう/揮毫=きごう

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