(謎かけ戯画集 眼鏡屋)

作品名 よみ(なぞかけぎがしゅう めがねや)
TitleOptician, from an untitled series of caricatures of the riddle(Nazokake gigashū)
作家/ Artist葛飾北斎 KATSUSHIKA Hokusai
制作年文政~天保初期(1818~31)頃
Datec.1818-31
寸法/ Size(cm)10.6×16.6 cm
技法・材質小判錦絵
Mediumkoban nishiki-e, color woodblock
員数一枚
分類版画
ClassificationPrints
作品番号/ Accession NumbernagataⅠ/hok/a/252
備考永田コレクション/[署名]無款 [印]- [版元]伊勢屋利兵衛
備考:[極]印
作品解説小判の戯画は一定の需要があったらしく、多くの浮世絵師が手がけた。中でも北斎は旺盛に取り組み、数多くの作品を残している。永田生慈氏は論考「北斎の小判戯画作品の分類(未定稿)」(『北斎研究』40号)で、この図数も多く、様々なタイプの摺が混在する北斎小判戯画群の整理と分類を試みている。 
《風流おどけ百句》は唯一揃物名が判明するもので、「百句」とあるものの何図で完結したかは不明である。永田コレクションには25図・31件(nagataⅠ/hok/c/186-216)が収められ、その内の(188)等の版元印から伊勢屋利兵衛の版行であり、(195)等に捺された極印と行事副印から、およその版行年代(文化8年[1811]頃)を推測することができる。いずれも淡彩摺で狂句があり、極端に手足の長い人物姿態は上方由来の鳥羽絵を踏襲したもので、実際一部の図(212など)が『軽筆鳥羽車』からの転用であることが指摘されている(*)。板木が相当荒れた摺り、上部の句を削除した摺り、色版が異なる摺り、全面的に改刻した摺りが遺存しており、長期にわたって本揃物の需要が高かったことを窺わせる。
(*)『北斎-風景・美人・奇想-』(大阪市立美術館、2012年)の秋田達也氏解説など。

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