『飛弾匠物語』

作品名 よみひだのたくみものがたり
TitleThe Story of Hida no Takumi (Hida no Takumi Monogatari)
作家/ Artist葛飾北斎 KATSUSHIKA Hokusai
制作年文化六年(1809)
Date1809
寸法/ Size(cm)22.9×16.1 cm
技法・材質半紙本
Mediumyomihon, hanshibon, 6vols., illustrated book, woodblock
員数六冊(巻之一~六)
分類版画
ClassificationPrints
作品番号/ Accession NumbernagataⅠ/hok/c/373
備考永田コレクション/[署名]画匠 葛飾北斎 [印]印[亀毛蛇足] [版元]角丸屋甚助
備考:読本、題簽「〈新/板〉飛弾匠物語」、見返有り、奥付に「彫工/宮田吉兵衛/好静堂綱之(※「中藤留吉」と記す他本有り)」「文化六己巳年正月」、背景の墨の地潰しや薄墨表現を残す(例:巻之四の挿絵(13丁裏・14丁表)など)
作品解説六樹園飯盛(石川雅望)作の読本。宿屋飯盛の狂歌師名でも名高い六樹園は多くの狂歌本の撰者を務めた。北斎は六樹園撰の『堀川太郎百首題狂歌集』(nagataⅠ/hok/c/427,428)、『蓮華台』などに挿絵を寄せており、また六樹園による北斎肉筆画への着賛例も多く知られている。本書の六樹園の自序にも北斎の勧めで執筆した、と記されており、両者の親密な関係性が窺える。物語は飛騨国の名工猪名部墨縄を主人公に、『更級日記』『今昔物語』など和漢の多くの説話を基に創作されている。墨縄が弟子の檜前松光と仙界を訪れたことを機に、仙界を追われ人の世に落とされた男女を結びつけるまでを描く。神仙の力を宿した機関仕掛けの乗物や木偶など、墨縄の不可思議な発明品や幻想的な展開に合わせ、北斎が多くの奇趣溢れる挿絵を寄せている。

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