(三代目瀬川菊之丞 正宗娘おれん)

作品名 よみ(さんだいめせがわきくのじょう まさむねむすめおれん)
TitleSegawa KikunojōⅢ as Oren, the daughter of Masamune
作家/ Artist葛飾北斎 KATSUSHIKA Hokusai
制作年安永八年(1779)
Date1779
寸法/ Size(cm)30.2×13.8 cm
技法・材質細判錦絵
Mediumhosoban nishiki-e, color woodblock
員数一枚
分類版画
ClassificationPrints
作品番号/ Accession NumbernagataⅠ/shn/a/001
備考永田コレクション/[署名]勝川春朗画 [印]- [版元]版元未詳
八月市村座「新薄雪物語」
作品解説安永8年(1779)9月に江戸・市村座で上演された「新薄雪物語」の一場面で、刀鍛冶・正宗の娘、おれんに扮する三代目瀬川菊之丞を描いた図である。本作品は、北斎が浮世絵師の道を歩み始めた、最初期の作品と考えられる。北斎は、この前年の安永7年、19歳で浮世絵師・勝川春章に入門した。春章は、一筆斎文調とともに、歌舞伎役者を似顔で描くスタイルを始めた絵師で、勝川派の総帥であった。この時期の春朗の役者絵は、全体的に師の春章を模した表現であるが、硬さがみられ、似顔での表現も不十分である。しかし、細部まで丁寧に描いており、真摯な作画姿勢が感じられる。落款の「勝川春朗画」と、画姓まで入れるのは安永8年から9年にかけてみられる特徴で、字体も師の春章を倣ったものとなっている。(執筆・根岸美佳氏)

PageTop