洛中洛外図（島根県本）

作品名　よみらくちゅうらくがいず（しまねけんぼん）
TitleSights in and around Kyoto
作家/ Artist作者不詳　Artist Unknown
制作年元和中期
DateMid Genna era(1615-24)
技法・材質紙本金地着色
MediumInk and color on gold- leafed paper
員数六曲一双
FormatPair of six-fold screens
分類絵画
ClassificationPaintings
分類2日本画
Classification2Japanese-style Paintings
作品番号/ Accession NumberXJK0011000
備考島根県企業局蔵（当館寄託）
作品解説洛中洛外図は京都の市中（洛中）とその近郊（洛外）に点在する寺や神社、城や屋敷、商店や住居などを一望のもとにとらえた作品で、16世紀から江戸時代末にかけて数多く制作された。画中には、祇園祭礼の山鉾巡行、賀茂競馬などの年中行事、歌舞伎や酒宴などの遊楽、南蛮人の行列といった場景が広がり、老若男女さまざまな階層の人々を緻密に描きこんでいる。本作品は他の作例と異なり、右隻中央に誓願寺をひときわ大きく配すことから、かつては「誓願寺本」と呼ばれた。その制作期は、描かれた建築物の創建年代より元和年間（1615～24）中頃と推測され、建築物や1800人におよぶ人物たちの緻密な描写から、江戸初期の洛中洛外図を代表する一本に数えられる。
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