自画像
作品名 よみ | じがぞう |
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Title | Self-Portrait |
作家/ Artist | 岸田劉生 KISHIDA Ryusei |
制作年 | 大正3年 |
Date | 1914 |
寸法/ Size(cm) | 53.0×45.5 |
技法・材質 | 油彩・カンヴァス |
Medium | Oil on canvas |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 油彩その他 |
Classification2 | Oil Paintings, etc. |
作品番号/ Accession Number | OJZ0175000 |
作品解説 | 1913(大正2)年から翌年にかけて、劉生は集中的に自画像を描いている。彼は38年の生涯の中で30点近くの自画像を描いているが、その大半がこの時期に集中しており、この作品もその内の1点である。この頃劉生は、自分自身ばかりでなく友人、知人の顔を連作し、その制作熱は「岸田の首狩り」、「千人切り」などと評判になった。彼は当初、雑誌『白樺』によって紹介されたゴッホやセザンヌといった後期印象派に影響を受けた作品を制作し、青年画家によるヒュウザン会(のちフュウザン会)を旗揚げするなど、若く清新な作品を発表する。しかし、本作品が描かれた1914(大正3)年頃から後期印象派の模倣的な絵画ではなく、「内心の要求から自然を見る」といった精神性を掘り下げていく。それは時代の流れに逆行し、北方ルネサンス期のデューラーに触発された写実絵画への探求となり、大正期に敢然と光を放つ作品を残していくことになる。己の姿を細密に描いた画面には劉生の自己探求の姿勢が反映され、転換期の自画像の中でも代表的な秀作であるといえる。 |
※画像が表示されない作品について:
公開が可能な小さなサイズの画像がある場合は、「収蔵品データベース」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum/で、ご覧いただけます。
※「デジタルギャラリー」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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