エジプト逃避途上の休息
Title | The Rest on the Flight into Egypt |
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作家/ Artist | リュック=オリヴィエ・メルソン MERSON, Luc-Olivier |
Date | 1880 |
寸法/ Size(cm) | 75.5×133.2 |
技法・材質 | 油彩・カンヴァス |
Medium | Oil on canvas |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 油彩その他 |
Classification2 | Oil Paintings, etc. |
作品番号/ Accession Number | OFZ0020000 |
作品解説 | 星の輝く夜、茫洋と広がる砂漠を背景に、キリスト教主題である「エジプト逃避途上の休息」の場面が描かれている。ユダヤのヘロデ王が近隣の嬰児を皆殺しにするから今すぐ逃げなさいというお告げを受けたヨセフは、妻マリアと幼児イエスを伴ってエジプトへ赴く。その途中彼らはしばしの休息を取った。この絵では、ヨセフは地面に横たわり、聖母マリアはスフィンクスにもたれかかり眠っている。そしてマリアに抱かれたキリストが青い闇と灰色の砂の中、不思議な光を放っている。 この「休息」の場面を描いた伝統的な表現と比べると、夜の場面であることと、スフィンクスが描かれていることは非常に珍しい点である。静寂な夜を舞台とすることで光輝くキリストの神秘性が際立っているが、そこには目に見えないものをあらわそうとする象徴主義的な関心がうかがえる。また、スフィンクスというモチーフは、この絵が描かれた19世紀後半のエキゾチシズムを反映していると言えるだろう。メルソンはこの新しい表現で描かれた《エジプト逃避途上の休息》を1879年のサロンに出品し大きな成功を収めた。その熱狂ぶりを示すかのように、画家自身によって直後にいくつかのヴァリエーションが作られた。本作品はその1点である。 |
展示室/ Gallery | 展示室1(西洋絵画・洋画)/ Gallery1: Western-style Painting |
展示備考 | 第2期 2024年9月25日(水) ~ 2025年1月13日(月・祝) |
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公開が可能な小さなサイズの画像がある場合は、「収蔵品データベース」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum/で、ご覧いただけます。
※「デジタルギャラリー」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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