存星竹雀香合

TitleInsence case with bamboo and sparrow
作家/ Artist作者不詳 Artist Unknown
制作年明時代
DateMing Dynasty
寸法/ Size(cm)胴径9.0 高2.7
分類工芸
ClassificationCrafts
分類2漆工
Classification2Lacquerware
作品番号/ Accession NumberCRZ0226000
作品解説「存星」とは、元来は中国発祥の技法で、中国では填漆(てんしつ)といい、存星は和名である。上塗り面に文様を彫り込んで色漆を埋め込み、文様を表す技法であるが、江戸時代に入ってからは存星の技法に変化を付け、茶道に使える道具が国内でも様々に作られていった。したがって、存星が技法を表す言葉とは一概に言えず、“中国風”といったニュアンスを持っている場合もあり、全てが唐物とはされない。
薄い木地の器胎に底や合口、立ち上がり、内部に透漆を塗り重ねている。蓋表には、12羽の群れ飛ぶ雀と竹を陽刻で浅く盛り上げ、側面にも雷文が同様に刻まれている。雀のにぎやかにさえずり合う表情や羽ばたく様子を線彫りであらわし、情趣あふれる香合となっている。『雲州蔵帳』中之部に記載されている香合で、松平不昧筆と伝わる箱書に「存星 雀 香合」とある。唐物か和物か、他に例がなく、不昧伝来の香合として貴重な作例である。

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