竹取翁
作品名 よみ | たけとりのおきな |
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Title | The Bamboo Cutter (from the tale of Bamboo Cutter) |
作家/ Artist | 米原雲海 YONEHARA Unkai |
制作年 | 大正10年 |
Date | 1921 |
寸法/ Size(cm) | 41.5×30.5×22.0 |
技法・材質 | 木 |
Medium | Wood |
分類 | 彫刻 |
Classification | Sculpture |
作品番号/ Accession Number | XSZ0033000 |
作品解説 | 竹取物語冒頭の有名な場面を主題とした楢材による一木造りの小品。劇画的ともいえる表現によって手足を広げ仰天する翁の姿が彫り上げられている。 高村光雲に師事したのち、近代彫刻界にその頭角を現わしていった雲海は、1907(明治40)年に平櫛󠄁田中らと共に日本彫刻会を結成。量感、形態把握に偏る西洋彫刻模倣の潮流に対峙し、日本の伝統彫刻を基礎に自己の作風を確立していった。本作品の祖型は、結成3年後の第2回日本彫刻会展に出品されたものである。 ざっくりとした切れ味を示す面取り的な彫技と、流れるような曲線による彫技とを自在に使い分ける雲海彫刻であるが、中でも本作品では細部に至るまで曲線要素のみで構成することによって、主題に即した飄逸な雰囲気をますます高めている。そこには木目まで生かしきった綿密な計算と、それを実現し得る洗練を極めた彫技が示されている。日本、あるいは東洋の伝統的な物語をよく主題とし、軽妙洒脱な独自の形態感覚を見せる雲海彫刻の真髄を示す作例である。 |
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公開が可能な小さなサイズの画像がある場合は、「収蔵品データベース」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum/で、ご覧いただけます。
※「デジタルギャラリー」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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