蘭亭曲水図

作品名 よみらんていきょくすいず
TitlePoetry Party at Orchid Pavilion
作家/ Artist風外本高 FUGAI Honko
制作年天保三年
Date1832
寸法/ Size(cm)(四面)168.5×90.4(二面)168.5×87.7
技法・材質紙本着色
MediumInk and color on paper
員数襖六面
FormatSix sliding door panels
分類絵画
ClassificationPaintings
分類2日本画
Classification2Japanese-style Paintings
作品番号/ Accession NumberXJZ0161000
作品解説風外は、伊勢の人で禅宗の一派である曹洞宗の高僧。1813(文化10)年34歳の時行脚のため出雲への初来遊を機にしばしば来訪し、その際南画家の池大雅の作品に触れ、その画技・画法を修得し、大雅作品に倣った作風で知られる。この作品は、大雅が好んで画題とした中国の有名な故事の一つで、曲水に杯を流して詩を作るという宴の情景を描いたものである。樹木や岩・人物の飄逸とした表現には大雅の筆法を学習した跡が如実に読みとれる。このような山水図以外に飄逸な筆致の人物画や動物画が見られる。出雲地方への来遊は、この地に遺る作品によると晩年まで数度にわたり、支援者との交流の跡が知られる。落款の「壬辰秋口 寫於松江湖月亭」より1832(天保3)年53歳の来遊時に描かれたことがわかる。

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