蓮池図
作品名 よみ | れんちず |
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Title | Lotus Pond |
作家/ Artist | 橋本雅邦 HASHIMOTO Gaho |
制作年 | 明治32年頃 |
Date | c.1899 |
寸法/ Size(cm) | 193.0×114.0 |
技法・材質 | 紙本墨画淡彩 |
Medium | Ink and light color on paper |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 日本画 |
Classification2 | Japanese-style Paintings |
作品番号/ Accession Number | XJZ0150000 |
作品解説 | 橋本雅邦は、光線表現や立体的空間表現など洋画的要素を積極的に採り入れた画家として知られる。 蓮池図は、雅邦が学習した狩野派をはじめとして、古くより再々採り上げられる画題である。 この作品では、大柄の蓮を立体的に構成し、蓮葉を濃淡豊かな墨調によって質感までも巧みに表現している。一方、大輪の蓮花は胡粉(ごふん)で彩色し、仏教において聖花とされるこの花の清浄さと荘厳さを際立たせている。また、左下の一羽の鶺鴒(せきれい)がアクセントとなって画面に動きをもたせると共に、下部から上部にかけてはうっすらと金彩が施され、画面に一層の奥行きと拡がりを与えている。 この作品が描かれた時代は、雅邦が校内騒動で美術学校を免職になり、自ら主幹となって日本美術院を創立した激動期にあたるが、その穏健な作風には、絵画の「心持ち」を大切にした雅邦の泰然とした人間性がうかがわれる。 |
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公開が可能な小さなサイズの画像がある場合は、「収蔵品データベース」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum/で、ご覧いただけます。
※「デジタルギャラリー」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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