秋景(溪山紅葉)

作品名 よみしゅうけい(けいざんこうよう)
TitleAutumn Landscape (Autumn Colors by a Mountain Stream)
作家/ Artist菱田春草 HISHIDA Shunso
制作年明治32年
Date1899
寸法/ Size(cm)163.9×97.4
技法・材質絹本着色
MediumColor on silk
分類絵画
ClassificationPaintings
分類2日本画
Classification2Japanese-style Paintings
作品番号/ Accession NumberXJZ0142000
作品解説明治以降西洋絵画が広く紹介されるようになると、日本画家たちは、その遠近法や光の陰影による三次元的な空間表現に強い影響を受けた。
春草は、この作品を発表する前年の1898(明治31)年岡倉天心のもと横山大観らと日本美術院を結成するが、天心の「空気を描く工夫はないか?」という問いに対して、大観と共に空気と光の表現を工夫し、のちに朦朧体(もうろうたい)と呼ばれる新しい日本画の技法を開発した。
この作品は、この朦朧体という無線筆法の初期に位置づけられる大作で、画面全体をぼかしの技法によって描き、幽玄静寂な空気の中に水気に満ちた質感を巧みに表現している。紅葉の細かな色の描き分け、岩上に配された2匹の猿など、春草の画面構成への繊細な配慮がみられる。
1899(明治32)年の第7回日本絵画協会・第2回日本美術院連合絵画共進会に出品され、銅牌第3席を受賞した作品である。

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