山水図
Title | Landscape |
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作家/ Artist | 狩野芳崖 KANO Hogai |
制作年 | 明治10年代 |
Date | 1877-1886 |
寸法/ Size(cm) | 65.4×88.6 |
技法・材質 | 紙本墨画淡彩 |
Medium | Ink and light color on paper |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 日本画 |
Classification2 | Japanese-style Paintings |
作品番号/ Accession Number | XJZ0140000 |
作品解説 | 明治維新以降、生活に困窮し、日雇いで陶磁器の下絵を描くなど試練の時を過ごしていた芳崖であったが、1879(明治12)年橋本雅邦の紹介により公爵島津家の仕事を任され、その画業に光明がさすことになる。芳崖は同家のために多くの作品を描き、同家ゆかりの人々のためにも作品を揮毫(きごう)したと伝えられる。 島津家雇用時代の作品は10点近くが知られるが、同家伝来の作といわれるこの作品は、晩年に独自の近代的画風を生み出す直前の50代の作品で、芳崖の数少ない山水画の一つである。芳崖は早くより狩野派の基礎を父晴皐(せいこう)から伝授され、東洋的伝統を注視して雪舟や雲谷派の画法を取り入れた画風を展開しており、この作品の構図や技法にはその傾向がよく認められる。 明治10年代の文人画全盛の画壇にあって、芳崖はこののちフェノロサに認められ、新日本画の創造を目指すべく制作に励むことになる。 |
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公開が可能な小さなサイズの画像がある場合は、「収蔵品データベース」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum/で、ご覧いただけます。
※「デジタルギャラリー」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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