マルティーグ
Title | Martigues |
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作家/ Artist | アンドレ・ドラン DERAIN, André |
Date | 1907‐1908 |
寸法/ Size(cm) | 73.1×92.1 |
技法・材質 | 油彩・カンヴァス |
Medium | Oil on canvas |
分類 | 絵画 |
Classification | Paintings |
分類2 | 油彩その他 |
Classification2 | Oil Paintings, etc. |
作品番号/ Accession Number | OFZ0007000 |
作品解説 | 1907年パリのサロン・ドートンヌで、セザンヌの大回顧展が開催され、次代の前衛芸術家たちに圧倒的な影響を及ぼした。このセザニスムの波の中で、ブラックとピカソは、翌1908年一連のレスタック風景画によって、キュビスムを生み出していく。セザニスムからキュビスムへと展開する重要な時期にドランは彼らと行動を共にしており、この作品は、まさにその渦中にあったドランの追求を雄弁に物語っている。 南フランスの地中海を望む港マルティーグを描いたこの作品では、色味を抑え、青とオレンジの対比の中で画面を組立てていくセザンヌの手法が探求されている。セザンヌが形のない空気を、空間と空間をつなぐパッサージュによる切り子面で描いていったように、ドランはここで、水という不定形の表現対象を、濃淡のゆったりした青の色面の重なりによって描き出している。それは、タピスリーのように織り込まれ、隣り合う色面に浸透し合いながら広がっていく。俯瞰構図によって、橙色の港の建造物の幾何学的な形態に囲まれて、その青はますます冴え、立ち昇るように響きわたっている。 |
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公開が可能な小さなサイズの画像がある場合は、「収蔵品データベース」https://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum/で、ご覧いただけます。
※「デジタルギャラリー」で紹介している作品以外の作品も展示されます。
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