布志名焼 色絵秋草図茶碗

TitleTeabowl with overglaze decoration of autumn plants, Fujina war
作家/ Artist永原雲永 NAGAHARA Un'ei
制作年江戸時代末期
DateLate Edo period
寸法/ Size(cm)口径12.0 高7.8
分類工芸
ClassificationCrafts
分類2陶磁
Classification2Ceramics
作品番号/ Accession NumberCRZ0218000
作品解説器胎の内外一面に赤、青、黄などの色絵をふんだんに用いて秋草を密に描き込んだ茶碗である。器面の外側には菊や桔梗、萩の花などを配し、内部には薄や女郎花、萩などが咲き乱れる。穏やかな黄釉に色鮮やかな上絵付が調和し、所々に使われる金彩が茶碗の華やかさを一層引き立てている。高台内に押された「雲永」印により、布志名焼永原家三代永助房則の作と知られる。
永原家は、初代順睦の頃より松江藩七代藩主松平不昧に取り立てられ御用焼物を制作し、この三代永助房則の時に家老三谷氏より「雲永」の号を授かっている。三代永助房則は、幕末から明治初期にかけて活躍した陶工で、時代の大きな移り変わりの中で布志名焼の伝統継承を果たした人物として知られる。

PageTop