荒波

作品名 よみあらなみ
TitleThe Breaking Waves
作家/ Artistギュスターヴ・ル・グレイ LE GRAY, Gustave
制作年1857年
Date1857
寸法/ Size(cm)41.3×32.5
技法・材質アルビュメン・プリント
MediumAlbumen print
分類写真
ClassificationPhotography
作品番号/ Accession NumberPFZ0162000
作品解説写真に魅せられ「今日を限りに絵画は死んだ」という言葉を残した画家ポール・ドラロシュのもとでル・グレイは絵画を学び、やがて写真に傾倒していった。
1849年には、フォンテーヌ・ブローの森へ通い、バルビゾン派の作風に依拠した森の木々などの写真を撮影している。1855年から60年にかけて撮影した一連の海景写真で彼は注目を浴びた。この作品は、地中海を望む南フランスの港町セートの海岸で撮影されたル・グレイの代表作の一つである。感光材料の問題から、まだ雲と波を同時に写し込むことが不可能な時代にあって、彼は、空と海を別々に露光した湿式コロジオンのガラスのネガを合わせることによって、一枚の写真を創り上げた。また動く舟や砕け散る波といった彼以前には表現し得なかった被写体をも写し出し、ダイナミックな自然の姿を定着した。見事に描出されたル・グレイの海景写真に刺激されて、クールベは波の連作を描いているとアーロン・シャーフは指摘している。

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