双鶴図蒔絵棗

TitleTea container with pair of cranes design in gold lacquer
作家/ Artist小島四代漆壺斎 KOJIMA Shikkosai IV
制作年明治時代末期-大正時代
DateLate Meiji - Taisho period
寸法/ Size(cm)胴径7.8 高さ8.1
分類工芸
ClassificationCrafts
分類2漆工
Classification2Lacquerware
作品番号/ Accession NumberCRZ0093000
作品解説小島家では初代「漆壺斎」以降、歴代がその号を名乗り伝統の技を継承してきた。初代漆壺斎を代表するのが秋野大棗で、松平不昧との交流があった木挽町狩野家・八代目伊川院栄信の下絵による不昧お好みの茶器として知られる。秋の夜、月光のもと秋草が浮かぶ秋野の景色を叙情的に表す図柄は、代々受け継がれた。三代までは御用塗師であったが、四代は明治維新の変革のもと近代化が進む時代にあって斬新な感覚の作品を作った。
雌雄と見られる二羽の鶴を金蒔絵で表し、羽や足、トサカなどを描割(かきわり)や付描(つけがき)技法そして朱と黒漆で写実的に表現している。また、蓋裏には朱漆で日の出が描かれ吉祥の茶器としている。

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