坂井正剛画「Reading Owl」

フリガナサカイセイゴウガ リーディングオウル
員数1 点
大分類美術
中分類水彩・パステル・ペン
時代昭和
公開解説作者は、日本漫画協会員・九州動画代表の坂井正剛氏で、坂井氏は戦中・戦後の一時期を川内で過ごされた。「Reading Oul」と題されたこの作品は、訳すと「読書するフクロウ」。1982年にベルギー国際漫画フェスティバルに出品され入選した作品です。フクロウは日本では凶鳥とされていますが、ギリシア神話においては女神アテナの使いの鳥といわれ、知恵の象徴とされました。眼鏡をかけて本を読むフクロウの戯画は、学者への諷刺としてしばしば描かれる画題です。この作品は、夜行性のフクロウが夜だけでは足りなくて、ほとんど目の見えなくなる日中も特注のスタンドを使って読書している姿を描いたもの。ちょっとした発想の転換によって、楽しい画になっています。

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