鞴（ふいご）

フリガナフイゴ
員数1 点
大分類産業
中分類手工・諸職
小分類鍛冶
公開解説鍛冶屋で用いる火起こし用の道具。消し炭や木炭に火を起こし、鉄製品を製作したり修理したりします。昔川内では東大小路（通称「新町」）や日暮に鍛冶屋が多くありました。「新町トンカチ、中郷カマゲ、今村ゴザでうっちゃげた」という言葉があったほどで、新町のあたりはどこの家からも刃物をたたく音が響いていたといいます。火床に用いる木炭は、東郷の藤川のものがよいといわれていました。鍛冶屋では、ふいごで風を送る人、焼け具合を見て刃物を作る親方、金床でたたく相方の３人くらいで仕事をするものでした。

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