弁当箱

フリガナベントウバコ
員数1 点
大分類民俗
中分類
時代大正
公開解説弁当箱には、素材・形態ともにたくさんの種類がありますが、曲物・竹や蔓を編んで作る苞(つと)や行李(こうり)・木製の折箱・重箱・陶磁器などに分けられます。特に近世に入ると、花見弁当・芝居弁当のような遊楽に用いる弁当箱が発達します。これは塗物や陶磁器の重箱で三段組・五段組になったものが多く、酒器や銘々皿などもセットになって、蒔絵を施したきらびやかなものも作られました。この弁当箱も花見などのときに使われたもので、取っ手のついた外箱の中には重箱と受皿・酒器がきれいにおさまり、蓋の裏には箸も入れらるようになっていて、コンパクトに収納できるよう工夫されています。

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